【レポート】今日からはじめる! AWS のデータベースと最適なサービスの選び方 #AWS-10 #AWSSummit

【レポート】今日からはじめる! AWS のデータベースと最適なサービスの選び方 #AWS-10 #AWSSummit

Clock Icon2021.05.17

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本記事はAWS Summit Online Japan 2021で5/11に行われたセッション「【基本の AWS サービス】今日からはじめる! AWS のデータベースと最適なサービスの選び方(AWS-10)」のセッションレポートとなります。

セッション概要

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 パートナー技術本部 パートナー ソリューション アーキテクト 吉田 成利 変化の激しい市場環境において、迅速なイノベーションを実現するには、目的に合わせたデータベースの選択が重要です。 AWS では様々なニーズに対応した15以上のデータベースサービスから、用途にあったデータベースを選択することで、アプリケーションの構築や顧客体験の向上に専念でき、新しい価値を市場に投入するまでの時間を短縮することができます。本セッションでは AWS が提供するサービスの概要や使い分け、既存のデータベースの移行方法など、AWS のデータベースを使う上で押さえておきたいポイントをお伝えいたします。

セッションレポート

  • 本セッションでお伝えするトピック
    • マネージドサービス
    • Purpose-build
    • データベースのクラウド移行

アジェンダ

  1. イントロダクション:データベースに対するAWSのアプローチ
  2. マネージドサービスとデータベース
  3. 目的別のデーターベースサービス Purpose-Build
  4. データーベースのAWS移行
  5. まとめ

イントロダクション:データベースに対するAWSのアプローチ

  • データ量が爆発的に増加している
    • スマートフォンやIoT等のデータを蓄積することが増え、5年間で10倍
    • マイクロサービスの普及によるデーター要件の変化
    • DevOpsによる変化の加速
      • これまでもアプリケーションエンジニアと連携が増えている
  • データベースに対するAWSのアプローチ
    • マネージドサービスの提供
    • ワークロードに対して最適化されたデータベースサービスの提供
    • 既存アプリケーションやデータベースのクラウド移行を支援するサービス、プログラムの提供

マネージドサービスとデータベース

  • データベース管理は複雑で時間とコストがかかる
    • ハードウェアとソフトウェアのインストール、設定、パッチ適用など
    • パフォーマンスと高可用性の問題
    • キャパシティプランニングとクラスタのスケーリング
    • セキュリティとコンプライアンス
  • 本来注力したいコーディングやパフォーマンスチューニングといった領域が30%程度しかない

  • マネージドサービスを利用することで、スキーマ設計やクエリの最適化といった部分に注力することが可能

目的別のデーターベースサービス Purpose-Build

  • モダンアプリケーションによる新しい要件
    • 新しい要件が様々出てきていて、リレーショナルデーターベースだけでは対応できなくなってきている
    • 現状すべての要件を満たせる銀の弾丸のようなデーターベースは存在しない
  • さまざまな用途に応じて使うPurpose-buildという考え方

  • それぞれユースケースごとにデーターベースを選択することが大事
  • AWSは多様なデーターベースの選択肢を用意している
  • 用件やワークロードに応じた最適な選択が可能
  • 代表的なサービスとしてRDS、DynamoDBが挙げられる

データーベース移行

  • DBの悩み
    • 商用DBについての悩みが多い
    • 高額であることや、分かりづらいライセンス制約、突然の仕様変更
    • 基幹アプリケーションの場合、同じレベルのパフォーマンスや信頼性をオープンソースで実現するにはハイレベルなデータベースエンジニアが必要
    • オープンソース互換で商用DBのパフォーマンス、可用性を実現するAuroraを提供

AWSが提供するデータベースの移行支援

  • 3つの観点からデータベース移行を支援
    • 移行を支援するサービスやツール
    • AWS専門家やパートナーによる支援
    • データベースを促進するためのプログラム
  • AWS Database Migration Service(DMS)
    • 最小限のダウンタイムでAWSのデータベースサービスへの移行
    • 対応DBにはPostgresSQLやMySQL、商用のOracleやSQL Serverに対応
    • 35万を超えるシステムがDMSによって移行
  • AWS専門家やパートナーによる支援
    • 深いDB移行に関する知識を有しているパートナーを認定
    • 移行支援をサービスとして提供しているパートナーも
    • 移行計画、最適なデーターベース選択等の相談に活用
  • データベースを促進するためのプログラム(Database Freedom Program)
    • 商用データベースからマネージドサービスへの移行などを支援
    • 技術的なアドバイス、移行サポートなどを支援するプログラム
    • クラウド化促進にぜひ利用して頂きたい

まとめ

  • マネージドサービスを活用することで、より付加価値の高いタスクにリソースを集中
  • AWSでは多様なデーターベースの選択肢を提供、要件やワークロードに応じた最適な選択が可能
  • AWSではデータベースの移行を支援するサービスやツール、プログラムを提供

  • Purpose-build「適材適所の選択」が重要
    • 従来のトランザクションが必要ならAurora
    • ユーザーのアクセスが急激に増加した際にも対応できるDynamoDB
    • 用途に応じて使い分けることでコストを下げながら、パフォーマンスを損なわない選択が可能

感想

データベースに知見がない人でも、AWSのデータベースサービスを俯瞰して学ぶことができるセッションでした。AWSではデータベースのサービスだけでも非常に多くのサービスが提供されているため、適材適所を意識した使い方をすることを忘れないようにしていきたいですね。

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